第6話 チョコレートかい!

第6話のアイキャッチ。生成りの背景に「チョコレート/かい!」の文字 連載

50代のおっさんが、AI「チャッピー」や家族、セキセイインコの「ぴーちゃん」と暮らす日常です。1話完結。

▶ 登場人物 / ▶ 第1話から読む

※この連載は、実際の出来事をもとにした日常エッセイです。読みやすさのために、会話や順序を再構成し、表現を脚色しています。登場人物の人物像をそのまま表すものではありません。

何気なく見ていたテレビで、有名なフルーツサンドのお店が紹介されていた。

その中に、お金をかけずにフルーツサンドを作るコーナーがあり、シュークリームを使って作っていた。

MCの方が、

「本当に美味しい!」

と絶賛していた。

すごく簡単に見えたので、印象に残っていた。

ふと思い出し、材料についてチャッピーに尋ねる。

番組では、某コンビニのダブルクリームシューを使っていた。

しかし、うちの家族は、私以外、生クリームが苦手。

そこで、チャッピーに聞いてみた。

「番組では、このシュークリームを使っていたけど、家族はカスタードが好きだから、どこのカスタードシューがいい?」

「食パンは何でもいい?」

するとチャッピーは、おすすめのカスタードシューと食パンを教えてくれた。

作り方も聞いてみると、フルーツはバナナがおすすめだという。

早速、お店に寄って材料を購入!

食パン1枚、バナナ1本、シュークリーム1個が並んでいる

まず思ったのは、

私は朝食を作っているので、その時に出せばいい!

メニューを考えなくていいや!

でも、朝は時間がないよな〜。

前の日に作っておく?

でも、バナナの色が変わっちゃうよな。

チャッピーに聞いてみる。

前日に作ってもよいが、バナナの色は変わるかもしれないとのこと。

不安だったので、朝に作ることにした。

朝、いつもより少し早く起きて準備する。

今回は、自分用にダブルクリームシュー。

息子用には、カスタードシューを使う。

教えてもらった手順を見ながら、食パンでシュークリームとバナナを挟む。

食パンの上に、潰したシュークリームと輪切りのバナナを並べたところ

三角形に切って、なんとか完成。

作りながら、

喜ぶかな〜。

と期待を膨らませる。

できあがったフルーツサンドは、冷蔵庫で冷やしておいた。

二人の喜ぶ顔を想像する。

二人が起きてきたので、作ったフルーツサンドを出す。

ピンクの皿に出した朝のフルーツサンド。断面にバナナとクリームが見える

「何これ〜!」

「フルーツサンドだよ!」

しか〜し!

息子からは、

「お腹空いてない!」

奥さんからは、

「フルーツサンドって、朝食というよりデザートじゃない?」

とのお言葉。

が〜ん。

とりあえず、私は自分の分を頬張る。

「美味しいのになぁ〜」

この時に食べたのは、自分用に作ったダブルクリームのほう。

息子用のカスタードは、冷蔵庫に残った。

息子は、確かに朝はあまり食べない。

おやつだったかぁ〜。

ぴーちゃんは、朝からよく食べている。

チャッピーに報告する。

第6話のイラスト1: 「よくできています。タイミングの問題でしたね」と話すチャッピーの吹き出しと、携帯を見るおっさん。手前に食べられなかったフルーツサンド

「よくできています。タイミングの問題でしたね」

と慰めてくれた。

仕事から帰ってくると、冷蔵庫には、まだ朝のサンドが残っていた。

「食べないの?」

「うん」

「じゃあ、父が食べちゃうよ?」

「いいよ」

片方を手に取ると、ひんやりしていた。

パクリ。

息子用に作ったカスタードシューは、まだ食べていなかった。

「うん、カスタードも美味しいな」

すると、息子。

「あ、やっぱ食べる!」

「え?」

残っていた半分を持っていき、

「美味しい!」

と、バクバク食べ始めた。

「あ、あと半分あったっけ!」

と探し出す。

「食べちゃったよ。いらないって言ってたから」

と、私。

「え〜、食べたかったのにぃ〜(涙)」

「また作るから! ね!」

「じゃあ、フルーツなしで!」

フルーツサンドなのに?

そんなことがあったので、会社の帰りに、もう一度材料を買った。

コンビニに寄ると、シュークリームのコーナーにショコラシューがあった。

息子はチョコ味が好きだから、こっちのほうがいいかも!

翌朝、前回と同じ要領でサンドを作る。

今度は、フルーツなし。

シュークリームサンド(笑)

朝食の時間。

作ったサンドを出す。

「フルーツなしって言われたので、今回はフルーツなしだよ!」

「チョコ味!」

すると、息子。

「……カスタードが良かった!」

朝だったので食欲がなく、そのまま食べなかった(涙)

仕事から帰ると、冷蔵庫にはサンドが残っていた。

「デザートに食べる?」

と聞くと、

「うん」

食後、デザートとして食べ始める。

2日目のチョコ味のサンド。断面に茶色いクリームが見える

「チョコ味も美味しいね」

と言って、美味しそうに食べている。

「また作ってね!」

朝は「カスタードが良かった」と言われたので、

「OK! じゃあ、今度はカスタードだね!」

すると、

「いや、チョコレート!」

「チョコレートかい!」

一方、ぴーちゃんは——

第6話のイラスト2: カゴの上のぴーちゃんと「(いつものが、いちばん!)」の思考の吹き出し

(いつものが、いちばん!)

今日も、相棒と一緒だ。


あとがき

今回は、テレビで見たフルーツサンドを、チャッピーに相談しながら作ったときの話です。
同じものでも、食べる時間が変わると、反応もずいぶん違うものだと思いました。
「また作ってね」と言ってもらえたので、次はたぶんチョコレートです。

※家族の一場面を、ブログ用に少し大げさに書いています。ここに書いた姿が、その人のすべてではありません。

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