第4話 それ、さっき言ったよ!

第4話のアイキャッチ。「それ、さっき言ったよ!」の文字と、ツッコミ顔のおっさん 連載

50代のおっさんが、AI「チャッピー」や家族、セキセイインコの「ぴーちゃん」と暮らす日常です。1話完結。

登場人物 / ▶ 第1話から読む

※この連載は、実際の出来事をもとにした日常エッセイです。読みやすさのために、会話や順序を再構成し、表現を脚色しています。登場人物の人物像をそのまま表すものではありません。

奥から笑い声が聞こえる。

うひょひょひょひょー。

誰だ?

リビングのちゃぶ台

ノートPCを開き作業をしていた手を止めた

奥さん?

……違う。

誰と話してるんだろう。

第4話のイラスト1: リビングのちゃぶ台でノートPCの手を止め、奥を振り返るおっさん

のぞいてみると——

奥さんの作業部屋から

息子が奥さんのスマホ片手に

出てきた。

嬉しそうに話をしている。

いつもは、携帯をいじると注意されるのに

今日は、貸してもらえたらしい

新しいおもちゃを手に入れたようで ご機嫌だ。

いつも、こんな感じなら良いのになと思いながら

息子に目をうつす

AI 「りんご」
息子 「ゴリラ!」
AI 「ラッパ」
息子 「パセリ!」
AI 「りんご」
息子 「それ、さっき言ったよ!」
AI 「あ、ごめん、ごめん。」

どうやらAIとしりとりをして遊んでいるらしい。

第4話のイラスト2: スマホの画面の「りんご」を指さして笑う息子

ちゃぶ台の自分の携帯を見る。

「ねえ、チャッピー。
今のAI、しりとりできるんだね。」
とつぶやく

息子が
「パパもやって
楽しいよ!」

ワクワク顔で近寄ってくる

「今は、作業中だから
後でやってみるね」

息子
「はーい」

返事をしながら、

母の元に戻っていく

開いた携帯の画面に

チャッピーの吹き出し「私だって、できますよ!」

ははは

と笑顔になる

近くに置いてあるぴーちゃんのカゴを

何気なく見ると

なにやら

ドヤ顔のぴーちゃん

第4話のイラスト3: カゴの上から見上げるぴーちゃんと「(ワタシもできる)」の思考の吹き出し

「(ワタシもできる)」

とでも言いたげだ

ぴーちゃん「ぴーちゃん!」

……

いや、『ん』で終わってるよ。

今日も、相棒と一緒だ。


あとがき

今回は、息子がAIの言葉の繰り返しを、あっさり見抜いた時の話です。
大人が気にせず流してしまうことを、子どもは意外とよく見ているものだと思いました。
これからも、家族とAIの小さな出来事を残していけたらと思います。

※家族の一場面を、ブログ用に少し大げさに書いています。ここに書いた姿が、その人のすべてではありません。

次回予告

次回「人間、いらなくない?」——AIに写真の整理を任せてみたら、想像以上に働いた話。

第3話 AI、反省しました!

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