50代のおっさんが、AI「チャッピー」や家族、セキセイインコの「ぴーちゃん」と暮らす日常です。1話完結。
※この連載は、実際の出来事をもとにした日常エッセイです。読みやすさのために、会話や順序を再構成し、表現を脚色しています。登場人物の人物像をそのまま表すものではありません。
奥から笑い声が聞こえる。
うひょひょひょひょー。
誰だ?
リビングのちゃぶ台
ノートPCを開き作業をしていた手を止めた
奥さん?
……違う。
誰と話してるんだろう。

のぞいてみると——
奥さんの作業部屋から
息子が奥さんのスマホ片手に
出てきた。
嬉しそうに話をしている。
いつもは、携帯をいじると注意されるのに
今日は、貸してもらえたらしい
新しいおもちゃを手に入れたようで ご機嫌だ。
いつも、こんな感じなら良いのになと思いながら
息子に目をうつす
AI 「りんご」
息子 「ゴリラ!」
AI 「ラッパ」
息子 「パセリ!」
AI 「りんご」
息子 「それ、さっき言ったよ!」
AI 「あ、ごめん、ごめん。」
どうやらAIとしりとりをして遊んでいるらしい。

ちゃぶ台の自分の携帯を見る。
「ねえ、チャッピー。
今のAI、しりとりできるんだね。」
とつぶやく
息子が
「パパもやって
楽しいよ!」
ワクワク顔で近寄ってくる
「今は、作業中だから
後でやってみるね」
息子
「はーい」
返事をしながら、
母の元に戻っていく
開いた携帯の画面に

ははは
と笑顔になる
近くに置いてあるぴーちゃんのカゴを
何気なく見ると
なにやら
ドヤ顔のぴーちゃん

「(ワタシもできる)」
とでも言いたげだ
ぴーちゃん「ぴーちゃん!」
……
いや、『ん』で終わってるよ。
今日も、相棒と一緒だ。
あとがき
今回は、息子がAIの言葉の繰り返しを、あっさり見抜いた時の話です。
大人が気にせず流してしまうことを、子どもは意外とよく見ているものだと思いました。
これからも、家族とAIの小さな出来事を残していけたらと思います。
※家族の一場面を、ブログ用に少し大げさに書いています。ここに書いた姿が、その人のすべてではありません。
次回予告
次回「人間、いらなくない?」——AIに写真の整理を任せてみたら、想像以上に働いた話。
